県立遠野高校では、「総合的な探求の時間」の学習活動として、「新しい『遠野物語』を創るプロジェクト」に取り組んで4年目だそうで、今年は「高齢者の食生活の改善」をテーマに取り組んでいるそうです。
今日は、その中から1年生と2年生8名がやってきて、松下管理栄養士と佐々木栄養士の二人から、遠野長寿の郷の利用者に提供している食事の形態、献立内容、摂取カロリーや栄養の内容について説明を受けました。
栄養士からは、「いつも食事を残す方の理由を探ったところ、視力の衰えに原因があると感じ、色の付いた器に変えたら食事を残さずに食べるようになった。」と、現場でなければ分からないエピソードも語られました。
生徒たちからは、「提供する料理は、カロリーに注意を払えば良いと思っていたが、それ以外にも形態を変えて食事を提供することなどは頭になく、とても勉強になった。」と語っていました。
生徒たちは、5つの野菜を使ったメイン料理とおやつを考えることを夏休みの課題とし、夏休み後は実際にそれを作って試食を重ね、12月に利用者の皆さんと一緒に料理を作り、食事を楽しみたいとのことでした。