11月1日、社会福祉法人とおの松寿会は、医療法人社団敬和会様(本部:北上市)と災害時協力協定を締結いたしました。
毎年のように全国各地で発生する自然災害。遠野でも大地震や水害・土砂災害で、施設が被災しないとは限りません。もし施設の外に避難が必要になった時、利用者の皆さんを安全に避難させ、一時的に落ち着ける先の確保が必要になります。あの東日本大震災では、陸前高田市にある老人保健施設松原苑の皆さんの避難先となった遠野長寿の郷。当初は、遠野高校の体育館に避難する予定でしたが、利用者の生命の危機を感じ、受け入れを申し出たのでした。そのような事態に自分たちが陥ったら...そこで考えたのが敬和会様との災害時協力協定でした。
敬和会様は遠野で老人保健施設とおのを運営しており、私たちとおの松寿会3拠点とは最も近い場所にあります。しかも、浸水や土砂災害の恐れのない地区に立地し、遠野健康福祉の里とも隣接していることから、連携も取りやすいのが利点です。
また、敬和会様では、東日本大震災以前にも震度5クラスの地震で老健とおのの建物に被害を受けたことがあります。幸い、施設から避難することはありませんでしたが、避難場所を確保しておくことは大切なことです。
このように、それぞれの法人の施設で外に避難が必要となった際、避難所として受け入れ、物資を融通し合う協力関係を結ぼうというのが、今回の協定の趣旨です。
遠野で暮らす皆さんのご家族をお預かりしている私たち。安心・安全のために、二つの法人は協力して参ります。