台風の接近に伴い、施設裏の早瀬川の水位が上昇。避難指示が発令されたとの想定で、1F利用者を2Fに避難させる訓練(垂直避難訓練)を行いました。
「災害対策本部を立ち上げたので、各部署の主任は事務室に集合して下さい。」との全館放送があり、集まった主任たちに施設長から、「避難指示が出たので、これからエレベーターで利用者を2Fに避難させます」との説明の後、菖蒲町、山吹町それぞれのエレベーターから避難を開始しました。
全館放送で呼び掛ける事務主任 「2Fに避難させます」と話す施設長 急がず、慌てずにエレベーターへ
避難に参加した利用者は、菖蒲町10名、山吹町9名。車イスでの避難に5分掛かりました。各町の利用者は25名。ベッドで移動する方もいますから、全員が避難する場合は、3倍の15分でも足りないかもしれません。また、利用者が避難した後には、利用者が使うベッドも移動しなければなりません。そうなると、更に時間が掛かります。
エレベーターが来るのを待つ皆さん 2Fに避難してきました
中央階段前で避難完了の報告を受け、「実際にはもっと時間が掛かるはず。」「廊下にベッドを並べ、ここで介護を行うことになります。」と話す施設長。
平成28年8月の台風10号の時には、利用者を2Fに避難させました。幸い、当施設に被害はありませんでしたが、岩泉町のグループホームでは犠牲者が出ています。このようなことが起きないようにするためにも訓練は大切です。