11月6日、岩手県高齢者福祉協議会県南ブロックの防災担当者研修が、長寿の森吉祥園で開催されました。
研修会では、遠藤施設長から平成27年8月30日に土砂災害を想定した避難訓練を実施したことが功を奏し、翌年の8月30日の台風10号、9月8日の台風13号の2度に渡る来襲に、利用者全員を避難させ、無事に避難所で一夜を明かすことができたとの体験談が語られました。(台風10号では、岩泉町にあるグループホームが川の氾濫により、利用者全員がお亡くなりになっています。)
避難所へ運ぶ荷物の積み込み 利用者の避難
遠野長寿の郷を災害対策本部とし、状況確認 最初の避難先となった遠野長寿の郷で寝床の準備
長寿の郷の裏を流れる川の増水で、健康福祉の里へ再び避難し、一夜を明かす 翌日、朝食の様子
話しの後は、施設の裏に回り、危惧されている斜面の状況を見て頂きながら、ボーリング調査により斜面の危険度合いを調べたことも説明されていました。
吉祥園を後にした一行は、系列の特養ホーム遠野長寿の郷に向かい、施設の備蓄状況や周辺の環境を見て回り、研修を終えました。