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台風10号による大雨の状況によっては、施設の裏山が崩れる可能性があることから、長寿の森吉祥園では午前中に避難準備を行い、避難勧告が出たら直ぐに避難できるよう準備を整えました。また、一度の多くの方が避難できるようマイクロバスも遠野長寿の郷から持ってきていました。

午後1時、デイサービス長寿の森踊鹿の利用者の方をご自宅まで送迎。その間に遠野市内に避難勧告が出されました。送迎車が戻ってきたところで、利用者の皆さんとお布団代わりの長座布団、毛布などを車に積み込み、遠野長寿の郷まで避難しました。この頃には雨風が強くなり、送迎車から車イスの方を降ろす度に全身がびしょ濡れになるような状態でしたが、スムーズな避難ができました。

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遠野長寿の郷事務所前に災害警戒本部を立ち上げ、遠野長寿の郷、長寿の森吉祥園利用者の人数、今後の対応について確認。ここで一晩様子を見ることになり一安心。ベッドメイクをして寝床を準備。お布団でも良い方は和室を使うことにし、早めの夕食を摂りました。吉祥園の厨房でお弁当風に作ったもので、食事形態も個々に対応しています。ここでは、下処理した食材を使って味噌汁を作りました。

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食事を摂っている間に、施設の裏を流れる早瀬川の様子を見てきた職員から、水位がかなり上がっているとの報告がありました。このままでは氾濫の危険性があると判断し、急遽、吉祥園の利用者の皆さんには、遠野健康福祉の里に再度避難して頂くことになりました。暗くならないうちに避難するため、遠野市社協さんにもご協力頂き、利用者の皆さんを送迎して頂きました。

遠野健康福祉の里に到着すると、一旦畳の広間に集まり、ベッドが必要な方とお布団でも休める方とに分け、ベッドが必要な22名の方には併設の遠野市社協のふれあいホーム薬研淵(デイサービスセンター)でお休み頂くことになりました。吉祥園の職員が付いているとは言え、薬研淵の利用者の方や一般の在宅要介護者とご家族の方も避難されている中での受け入れに感謝の気持ちでいっぱいです。また、食事が摂れないまま一晩付き添っている職員に夕食のおにぎりや朝食のご飯と豚汁を用意して頂いたことにこの場を借りて感謝申し上げます。

さて、長寿の森吉祥園の皆さんは、本日31日の午前中に無事、施設に戻ってきました。体調を崩す方もなく、皆さん元気に過ごされております。

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