5月16日の夜、長寿の森では遠野市消防本部から3名の署員と応急手当普及員1名にお越し頂き、救命講習が行われました。参加したのは、吉祥園、デイ、ヘルパーの職員のうち半数を超える29名。この中で3名が初めての受講でしたが、それ以外の職員も数年振りとあって、最初の内は皆緊張気味でした。でも、実技が始まるともう和気あいあいと賑やかになり、先程の緊張感はどこへやら...
応急手当と救命曲線というグラフを見ると、心肺蘇生をするかしないかでは、命が助かる可能性は大きく異なります。心肺蘇生を行ったとしても、早く行われなければ救命のチャンスは低くなります。幸い私たちの施設は消防署に近いですから、救急車が到着するまでの3分程度が頑張りどころです。ですが、心肺蘇生を3回も続けると息が上がってしまいます。これを署員の方たちは実際の場面では1時間以上も続けることがあるというんですから、頭が下がります。
さて、3時間の講習でしたが、終わってしまうとあっという間のことのようでした。今回は、「普通救命Ⅰ」の講習でしたが、来年は「普通救命Ⅱ」を企画したいと思います。更に時間が掛かるそうなので、開始時間も見直さないといけませんね。
余談ですが、長寿の森の職員の中にも応急手当普及員の資格を持っている人が2人います。